どうもピーマンです!今回は、簡単なc言語を実際に動かしながら説明していきます。実際に、手を動かし、コーディングしながら読むととても効果的です。
また、まだc言語が、どの様なものかわからない方は、C言語がどんなものなのかこの記事で先に学習しておきましょう。

今回学習していく、C言語のプログラムは、簡単ですが、1番大切なことなのでできるだけしっかりと学習しましょう。
C言語を動かしてみよう
それでは、一番簡単なc言語のプログラムを動かしていきます!
Hello World!
まずは、何も考えずに、以下のプログラムを、エディタなどに書き、拡張子.c という形で保存しましょう。それができたら、コンパイルして実行してみてください。
コンパイルとプログラムの実行をして、以下の様に表示されれば、初めてのプログラミングは成功です!
Hello World!
もし、失敗してしまっても、落ち着いて、間違えているところはないか、変な操作をしていないかよく確認して、もう1度チャレンジしましょう。
このc言語のプログラムは、プログラミングを入門するほぼ全ての人が、なぜかはわかりませんが、一番最初に実行するプログラムで、「これであなたも仲間入り!!」というわけです。
#include <stdio.h>
それでは、この初歩的なプログラムの説明をしていきたいと思います。
一番はじめに説明するのが以下の部分です。
この部分については、今ここでは、詳しく説明しません。関数や、ライブラリなどを勉強すると理解できるので、もう少しレベルを上げてから改めて説明したいと思います。
今のレベルでは上記のコードの部分を、「c言語のプログラムを書くための準備の様なもの」だとイメージしておいてください。
これから勉強するc言語のプログラムの本体は、ソースコードの中にある XXXXXXXXXXX という部分に書き込んでいきます。
printfとは?
次に、文字を表示させる機能について説明します。
printf関数
次に説明するのが上記のソースコードのXXXXXXXXXXX部分に対応する以下のコードです。
printf("Hello World!\n");
printfという部分は、”画面に表示する”という意味で、" " このダブルクウォーテーションという記号で囲まれている範囲の文字や数字を画面に表示することができます。
printfの挿入機能
実は、printf関数には、「""」で囲まれたものを表示する以外にも、もう1つ機能があるんです。それが以下の様な機能です。
挿入する機能
例えば以下の様なソースコードを実行してみましょう。
このc言語のソースコードをコンパイルし、実行すると、以下の様な表示がされます。
今日の気温は 39 度です。
さきほどは、printf関数では「""」で囲まれた範囲内を表示することができると、紹介しました。しかし、このソースコードでは、""の外にある39という数字が""の中にある%dという部分に挿入されています。これがprintf関数のもう1つの機能です。
この機能を活用するととても面白いことができます。例として、以下のソースコードをコンパイルして、実行してみましょう。
実行結果は、以下の様になります。
4 足す 10 の答えは、 14 です
この様に、""の後に「,」区切りで、数字を入力しておくことで、順番に、%dの部分に挿入されます。
また、「,4+10」という場所を見てもらえば分かると思いますが、計算させた値を%dに挿入することもできます。
この%dという部分は、変換指定と呼ばれており、後から数字などの情報を挿入することができます。
- 数字を挿入したい場合は、%d
- 少数を挿入する場合は、%f
- 文字を後から、挿入したい場合は、%c
- 文字列を挿入したい場合は、%s
例として、文字列を後から挿入して、表示して見ましょう!以下のコードをコンパイルして、実行してください。※文字列は、""で括ります。
実行結果は、以下の様になります。
こんにちは!
\nとは?(エスケープシーケンス)
次に、c言語のエスケープシーケンスというものについて説明していきます。
エスケープシーケンス
ここで、Hello World!と表示する以下のソースコードのprintf関数を、もう一度見てください。
よく見ると""の中に、Hello World!だけでなく "\n"という謎の文字があります。
これは、c言語では、”改行”という意味を表しています。
例えば、この"\n"なしで書き直したり、Hello \n World!というように、書き直してみましょう。そうすると、表示された後に、そのまま次の文が表示されたり、
Hello world!
と表示されるはずです。
この\nの様な特殊文字をc言語では、エスケープシーケンスと呼びます。「改行」以外にも、音を鳴らしたり、「タブ」など様々なエスケープシーケンスが存在しているので、ぜひ使ってみましょう。
\a | 警告音 |
\b | バックスペース |
\n | 改行 |
\r | 先頭行へ復帰 |
\t | tab |
\? | ? を表示する |
\0 | NULL |
\f | 改ページ |
インデント(字下げ)
次に、c言語のインデント(字下げ)というものについて説明していきます。
インデントとは?
インデント(字下げ)とは、その名の通り、字を下げることです。
c言語は、スーペースがなくても実行することができます。例えば以下の様に書いても、
この様に書いても、問題ありません。
しかし、上記の様なコードは、とても読みにくく、複雑なプログラムを書いたときに、間違いを探すのが困難になってしまうので、コードを書くときは、スペースや、tabなどを使ってみやすく書くことを心がけましょう。
コメントアウト
最後に、コメントアウトというものについて、説明していきます。
コメントアウトとは?
コメントアウトとは、簡単に説明すると、メモの様なものです。
長いコードを書いている時にどんな処理をしているのかわからなくなったりしてしまうことがあります。また、複数人でコードを書いている時に、他の人がプログラムを理解しづらい場合があります。
こんな時に使うのが、この「コメントアウト」です。
コメントアウトをしてみよう
それでは、実際にコメントアウトしてみましょう。c言語では、コメントアウトの方法が2通りあります。
1つ目は、コメントアウトする行の前に//と書き込む方法で、
2つ目は、コメントアウトしたい範囲を/* コメントアウト */というように、囲む方法です。
以下のソースをコンパイルして実行して見ましょう
とても便利な機能で、活用することにより、今までよりも読みやすいコードを書くことができるので、ぜひ活用しましょう。

まとめ
これで、c言語のはじめの一歩は終わります。
少々覚えることが多いですが、頑張りましょう。この先ずっと使うことになります。
